Muse細胞に関する情報はProtocolをご覧ください
本学が保有するMuse細胞に関する特許について
弊学は、株式会社生命科学インスティテュート及び他大学と共同で、Muse細胞※に関する多数の用途特許を保有して参りましたが、この度、株式会社生命科学インスティテュートからその持ち分を譲り受けました。これによりMuse細胞関連の用途特許のほとんどが弊学に集約されることとなりました。
また、弊学の出澤真理教授ら発明者が保有するMuse細胞の基本特許(特許5185443号)及びそのファミリーの日本と外国の特許は、株式会社生命科学インスティテュートに対する独占的実施許諾契約が2023年8月31日をもって終了したことから、自由に実施許諾ができることとなりました。
弊学は、Muse細胞による再生医療の実用化を推進すべく、他大学とも協力しながら、出澤教授ら及び弊学が保有する特許の活用に努めてまいります。
問い合わせ先(Muse細胞に関する特許について)
東北大学産学連携機構知的財産部
E-mail:chizaibu*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
※Muse細胞(Multilineage-differentiating Stress Enduring細胞):
成人ヒトの間葉系組織に多様な細胞に分化する能力を有する新たなタイプの多能性幹細胞(Kuroda et al., 2010, PNAS;Wakao et al., 2011, PNAS; Kuroda et al., Nature Protocol, 2013)。
細胞から体中の様々なタイプの細胞に分化可能であり、自己複製能も有する。体内に自然に存在する細胞であることから、腫瘍化の危険が極めて低く、脳梗塞をはじめとする多様な疾患をターゲットとした再生医療への応用が期待されています。
ご支援・ご寄附をお考えのみなさまへ
Muse細胞研究にご支援・ご寄附を下さる際は、事前に出澤宛(mdezawa*med.tohoku.ac.jp)にご連絡ください。「*」は「@」に変換下さい
事前のご連絡がないまま、大学の「22世紀基金」にお申込み・ご寄附頂いても、当研究室には回ってこないため、せっかく頂いたご厚意が「Muse細胞研究」には活かされません。
どうぞよろしくお願い致します。
Muse細胞製品を用いた治験が開始されました
1.急性心筋梗塞(2018年2月) プレスリリース
2.脳梗塞(2018年9月) プレスリリース
3.表皮水疱症(2018年12月) プレスリリース
4.脊髄損傷(2019年7月) プレスリリース
5.新生児低酸素性虚血性脳症(2020年2月) プレスリリース ●名古屋大学附属病院
6.筋委縮性側索硬化症( 2021年1月 ) プレスリリース
7.新型コロナウイルス感染症に伴う急性呼吸窮迫症候群( 2021年4月 ) プレスリリース
<本件に関するお問い合わせ先>
●「急性心筋梗塞」、「脳梗塞」、「表皮水疱症」、「脊髄損傷」、「筋委縮性側索硬化症」、「新型コロナウイルス感染症に伴う急性呼吸窮迫症候群」ついて
この度、治験を行っていた三菱ケミカルグループおよびその子会社の生命科学インスティテュートが会社都合により突然Muse細胞事業からの撤退を表明しました。当研究室及びこれまでMuse細胞の研究に協力いただいてきた他大学、医療機関の関係者は、Muse細胞が様々な症例に有効なものと考えております。当研究室ではMuse細胞を待ち望んでおられる患者様のために、開発を継続すべく、新たな協力先との連携も視野に入れて、最大限の努力を続けてまいります。
少しお時間がかかるとは思いますが、ご案内できる問い合わせ先が見つかるまでお待ち頂ければ幸いです。どうかご理解頂けますよう、お願い申し上げます。
●「新生児低酸素性虚血性脳症」について
名古屋大学附属病院 総務課総務係
TEL:052-744-2040 e-mail:iga-sous@adm.nagoya-u.ac.jp
https://www.ingentaconnect.com/content/sil/impact/2019/00002019/00000003/art00015
多能性幹細胞であるMuse細胞に関する最新の知識を紹介しています。
■NAIフェローとは、世の中におけるライフクオリティや経済発展、社会福祉に顕著な影響を及ぼし、卓越した発明を創造し革新の精神を証明した優れた学術研究者にのみ与えられる最高のプロフェッショナルな栄誉である。